Java女子部に対する、オバさんの思い。
もう1か月も前のことですが…JJUG CCCで、Java女子部のメンバーがスピーカーをしました。
JJUG CCC 2014 Fall(11月15日開催) | 日本Javaユーザーグループ
内容は、日ごろの女子部活動についての報告で、どんな人が参加しているのかを、女子部以外の人に見てもらう機会として、とても重要だったと思います。
世の中、技術コミュニティは、「どの技術でも当たり前に有る」状態になっています。
参加している人たちは、その技術が「好きだから」「面白いから」参加してる。その技術を発展させていくため、世に広く知らしめるため、参加している。
技術コミュニティとは、そういうものだと、私もずっと思ってきました。
だから、Java女子部設立の話が出たときにも、「Java大好きで、技術バリバリな、ギーク女子の集まりを作りたいんだろうな」と、最初はそう思いました。
でも、設立を考えているメンバーから出た言葉は、
「Java使ってる女性エンジニアって、好きで使ってるとは限らないよね?使わなきゃ仕事にならないけど、誰にもちゃんと教えてもらえてなくって、なんとなーく使ってる人、多いと思うの…」
…そうかも!! と、そのとき思った。
SIのお仕事に関わると、
というところが、かなりあります。
自分もそういうところで働きながら、
現場がJavaだから、なんとなくJava使ってるうちに好きになってきたかも?
っていう感じだったかも。
最初にJava使ったとき、すごーく細かいところをよく知ってるJavaエンジニアと話が噛み合わなくて、
「こんなことも知らないの?分かってるとか使えるとかいうレベルじゃないよ…」と呆れられたことも多く、
でも、ぜんぜん教えてくれないから、いつも途方に暮れて、
英語ぜんぜん読めないのに英語の技術本開いて、調べて勉強して。
仕事終わると、絶望的な気持ちで夜道を帰ったなぁ…
なんて、回顧しました。
今日も…今も…
きっと、あの頃の私と同じように、
PCに向かって「あぁ、どうしたらいいんだろう」と
途方に暮れている女子が居るような気がする。
そう思ったから、運営のお手伝いしてもいいと。
コミュニティがやることの方向性が、途方に暮れてる女子に向かうのなら、その女子の気持ちがいちばんわかるのは、同じ経験をした「かつての女子」だと思ったんです。
かつての女子…は、時を経て、ずうずうしいオバさんになり、今は多少のことがあっても、「えー?教えてくれれば、ちゃんとやれたと思いますよぉ?」と文句言いながらも情報を集められるようになってますしwww
今なら、途方に暮れる女子に、なんとか助けの手を差し出せるように思った!
Java女子部、がんばろうと思った♪
それから10か月ほど…JJUG CCC fallで発表したのは、
ギークではない、ふつーの…でも、多くの現場にいるような…女子たちでした。
その中のひとりが言ってくれた「よし、Javaやっぱりがんばろう」の一言で、やっぱりコミュニティ作ってよかった!と思っています。
夕べは、Java女子部の忘年会でした。
内々の軽い飲み会なので、来れる人だけ来たらいいよ♪
そいういう感じで、そんなに人数いなかったけど、集まってみて、
今まで時間が合わなくて勉強会には参加できなかったけど、今日は会社の近くだったし…みたいな感じで、参加してくれる人も居て、ワイワイできて、楽しかった~♪
仕事どんなのしてるの?みたいな話、「ふつーのJava女子」としての仕事の悩みや葛藤。
そういうのを、お互いに「うんうん、ウチもだよ」「わー、そりゃつらいわ」みたいに、同じ職業を持つ者同士、共有しあっている時間が、とても楽しかったです。
そういうコミュニティで居続けたいと思いました。
まだまだ紆余曲折なJava女子部ですが、
来年は、もっともっと若手主体のイベントも開催できそうで、楽しみな状態に成長していると思っています。
おばさんは、ちょっと陰に回って、邪魔にならない程度にお手伝いを続けていきたいと思っている…のです。
Java女子部