Java女子部が、JavaScriptでアルゴリズムの勉強会をやった。
1月最後の週末に、こんな↓勉強会を開いてみました(お手伝いだけ…ですが)。
【東京】【女性限定】JavaScriptを書きながらアルゴリズムを学ぼう! - Java女子部 | Doorkeeper
開催前から「なんでJava女子部でJavaScriptなの?」ってTwitterとかで言われてたヤツですwww
今回の開催では「文系出身女子のために、アルゴリズムやる勉強会、必要!」という話が発端になってたような記憶があります。
この企画は他のメンバーが担当してて、内容も講師や場所の依頼も、私は関与してなかったから、実は「なんでJavaScript?」に答えるネタを持ってなくて、Twitter見てもスルーしてたんですが、内心気になってました。
なので、開催直前の会場準備中に、企画や講師をしてくださった協力者さん(JJUGとかではない人)「なんでJavaScriptにしたんですか?」と聞いてみました。
その答えは↓
『JavaScriptのほうがJavaよりも、データ型の融通が利くでしょ?データ型変換に気を取られちゃうと、初心者さんはアルゴリズムから頭が離れちゃうでしょ?アルゴリズムのことだけ集中して考える必要があるレベルの人向けだから、JavaScriptにした。』
…なるほど。
『言語仕様に沿ったアルゴリズムも必要だけど、まずは、言語仕様に引きずられない基礎をやっておかないと。』
…なるほど、なるほど。
Java慣れしすぎていて、言語仕様依存のところは無意識に扱えちゃうから、そんなこと考えたことなかったけど。
引っかかってる人は、そういうところで引っかかってるってことなのかなーと思いました。
まぁ、そういう理由でJavaScriptでした。
実際の内容は、アルゴリズムちゃんと自分で考えようね!という5時間でした。
(詳細レポートは…無しw)
30人以上集まったのですが、「仕事でプログラム書いてる人…手をあげて」で8割くらい手が上がったのですが、アルゴリズムを自分で考えてソース書いてる人は、その半分以下で、「Java女子、悪い意味でヤバい…」と本気で思いました。
休憩時間に話聞いてみると、やっぱり、入社して初めてプログラムの勉強をした人が多くて、「FizzBuzz」「鶴亀算」「小町算」のような、ほんと基礎の基礎みたいなことも初耳という人も多くて。
アルゴリズムの勉強は、基本情報処理の試験対策か、入社した会社で1・2日くらいフローチャートの指導を受けたときだけ…という人がほとんどでした。
ちょっとショック。
高専とか大学で情報専攻という人とは、知識量に差があるのは仕方ないなーと思ってますが、このあからさまな量の違いは、どう対処していけばイイものやら…悩みます。
こんな大問題に、Java女子部程度で対処しようなんてことがそもそも無理なことなのですが、無理と言っていては、前に進めないので頑張ろう…と思いました。
やってみての感想を聞いたのですが、
私の聞いた範囲では「難しかったけど、ひらめく瞬間が良かった」「答えが出せれば楽しい」「自分ひとりで勉強するのは、ちょっと辛いから、また集まりたい」という感想が多かったです。
諸事情で、使った資料を公開できないので、資料替わりに…
- 作者: 奥村晴彦,杉浦方紀,津留和生,首藤一幸,土村展之
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2003/05
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 61回
- この商品を含むブログ (61件) を見る
- 作者: 紀平拓男,春日伸弥
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2011/03/30
- メディア: 単行本
- 購入: 15人 クリック: 255回
- この商品を含むブログ (31件) を見る
このあたりのものを自分で勉強するといいよ…ということでしたので、貼っておきます。(上の本のほうが、難しいよ…とのこと。)
すべてのことを誰かから教えてもらえるワケではなく、ある程度の手助けをしてもらったら、そこから先は、自分でやっていかなきゃいけないことなので…
ひんぱんにアルゴリズムの勉強会をJava女子部で開催するワケではないけれど。
これをキッカケに、アルゴリズムを学んでいく気持ちになってもらえるといいな?と思います。
最後に、今回の勉強会講師さんの言葉…
『何かが分かって、興味が沸いたら、スキルアップはスタートしてる。”ギーク”を目指す第一歩は、興味を持って自分で考えること!』