技適を受けてないRaspberryPi3…遊べない…ので、KanoOSで遊ぶ!
Happy Birthday!RaspberryPi!2016/2/29で発売四周年、おめでとうございます。
それに合わせて、Raspberry Pi 3 Model Bの発売発表がありました。
今回のボードは、Wi-FiとBluetooth 4.1がボードに標準搭載となりましたが…はい、ここで気になるのは『技適』ですね。
国内リセラーのRSコンポーネンツさんの告知では、技適は受けてないそうなので、現時点では、国内利用は違法…。今後どうなるか?ですね。
財団公式ドングルって、いまだに技適が…なので、RPi3の技適も期待薄???申請の予定はあるようですがいつになるのか…
最新レポートは、あっきぃさんや、ユーザー会の記事に。
Raspberry Pi 3 Model Bがリリース!&Raspberry Pi リリース4周年! | Japanese Raspberry Pi Users Group
Raspberry Pi 3がリリースされたー - あっきぃ日誌
現時点では技適未取得なので、買い急ぐ必要は無いかなーと個人的には思います。
思い返せば…
2012年の発売から今までにいろんな財団およびサードパーティから、RaspPi関連のリリースたくさんありましたね。技適が必要なものもいくつか。
その中の1つに、Kano Computerというのがありました。
Kano: A computer anyone can make by Kano — Kickstarter
いろんなサイトで紹介されてたんですが、これも日本では技適など許認可の問題があって、購入はできるけれど、使ったら違法…なので、残念ながら…だったのですが。
最近になって、機器は使えないけれどOSだけなら使えるよね!と気付いて。機器は使えないけど、買って、OSだけ抜いて使ってみようかな?と思っていたら、OSだけ手に入れる方法が分かったので、さっそく試して、オープンスースカンファレンス2016 Tokyo/Springの『帰ってきたRaspberry Jam at OSC』で紹介LTをしました。
KanoOS、面白いですよ。遊べます!
SlideShare→Kano osいいよ(中身、スクリーンショットばっかりです、つまんないです)
話したことは、だいたい以下の通り。
KanoOSは、無料で入手できます。GitHubにもあります。
OSは、Raspbian+αになっているので、細かい設定などはRaspbianでの設定ができる人であれば、特に何も困ることは無いと思います。
注意点としては、
OSをダウンロードするときに「Windows」とか「MacOS」はやめましょう。ワンクリックインストーラーでSDカードを作るBurnerというツールがダウンロードされますが、これはSDカードに焼きこむ時間がビックリするくらいかかるので、imgファイルになっている「Download the image directly」からダウンロードして、Raspbianと同じ手順でSDカードに焼いたほうがいいです。
それから、
初回の起動は、かならずRaspPi本体にモニター付きで試してください。
初回起動時のセットアップは全部GUIで、そこをすっ飛ばすことはできません。ガイダンスにしたがって、ネット接続やアバターやKano Worldというコミュニティに登録して設定完了。但し、各アイコンの説明などの使い方紹介みたいなプロセスを経ないと自由には使えないので、ちょっと面倒臭い…でも子供向けだから面白いです。
一通りの作業が終わったら、あとは遊ぶだけなんですが。
私はRaspbianなどを使うときVNCで接続してる(理由:いろんな線がごちゃごちゃになるのが嫌)ので、そのための設定をしてから再起動して使いました。
KanoOSの場合は、VNCServerはインストール済で、(右のほうのハートとかのアイコンがあるところから)VNC用アイコンをクリックするだけでOKです。
IPアドレスが変わってしまうと困るので自分で固定IPに設定しておいたほうがいいけれど、固定IPはアイコンクリックではできないようです。
入ってるアプリは、ほとんどが「コマンドを打って○○する」というたぐいのものです。
いちばん面白かったのは、lsとかcatとかのコマンド打って進めるRPGです。
lsでクローゼットの中身が表示されてcatで取り出すとか…w
コマンドでゲームを作る…
コマンドで絵を描く…
コマンドでKano用HATが光る…
こんな感じで、いろいろあって無料で使えるので、ぜひ試してみてください。
…ってことで、KanoOSでキャッキャウフフできる友を募集中…