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へもへも備忘録

Android ThingsのサンプルプログラムをRaspberry Piで動かした

1つ前のエントリに、環境セットアップまでをざっくり書きました。

sh1k1ya.hatenablog.com

サンプルの実行

Android Thingsのサンプルプログラムを動かすには、Android ThingsをセットアップしたRaspberry Pi のほかに、Android Studioを実行するマシンが必要です。

普通にAndroid Studioをインストールしたら、Android StudioのTerminalでadb devicesのコマンドを打ってみてください。↓にあるように、メッセージが出ていれば大丈夫です。

Getting Started with the SDK Preview | Android Things

サンプルはGitHubから手に入れます。とりあえずLチカとボタンをぽちぽち押すのができればいいだろう...ということで、simplepioを試しました。

GitHub - androidthings/sample-simplepio

コードは、特に直すところはありませんでした。(自分の環境に合わせる調整は必要なかったです。)回路図もあるので、見たままに回路組めば大丈夫です。

実行時は、Android StudioのRunボタンの横にあるプルダウンのメニューで実行したいサンプルを「Blink」「Button」「PWM」から選んで、Runボタンを押せばいいです。Raspberry Piがちゃんとつながっていれば、Connected Devicesに「Unknown lot_rpi3」があるので、それを選びます。

f:id:sh1k1ya:20161214150601p:plain

実行時にUnknown lot_rpi3が出ない場合には、Android StudioのTerminalでadb connect <ip address>のコマンドを打ってください。
RaspPi側の電源off/onやAndroid Studioの再起動したときにadb connectが必要なようです...

で、起動。10秒かからないくらいです。(初回はビルドするので10秒以上かかります。)Raspberry Pi側は、いちおう画面立ち上ります。

f:id:sh1k1ya:20161214182500j:plain

(これはtemplate-masterの画面ですが、BlinkもButtonも、タイトルが違うだけで同じ白い画面でした。)

実行中は、Android StudioAndroid Moniterを見ればいいです。このへんはAndroidプログラマならいつも見てると思うので大丈夫かと。

アプリ起動・停止でちょっと戸惑ったこと

いったんプログラムを実行してしまうと、PaspPi側の再起動をしたときに、最後に動かしていたプログラムが自動起動されてしまって、元の「androidthings」ロゴの画面が出てこないときがあります。その時は、USBのキーボードをつないでEscキーを何度か(連打しないで、様子をみながら)押すと、ロゴ画面が出ます。

あと、アプリを2つ以上入れているときにEscキーを押すと、下のような画面が出ることがあります。

f:id:sh1k1ya:20161214183909j:plain

こうなったら、アプリの選択はUSBマウスつないで選択できます。

なので、キーボードとマウスつないでおいたほうがいいかも...(1つ前のエントリでは必要無いと書いた記憶が...でも、あったほうがいいです。)

感想

Androidに慣れていれば、いつも通りな感じでサンプル動かせます。Windows10 IoT Coreのときのゴニョゴニョ...を思い出すと、すごく楽々で動いた感じがします。

Android側にUIのあるものは、別のサンプルにあるようなので、まずはsimplepioのソースを動かして環境作成の確認をして、そのあとでsimpleuiのサンプルを見ながら自分でUIのコードを書いてみればいいかな?と思います。

GitHub - androidthings/sample-simpleui

 

今日は時間切れなので、ここまで...と。